1. HOME
  2. 導入事例
  3. 地域薬局のネットワークで患者さまに安心をお届けします

地域薬局のネットワークで患者さまに安心をお届けします

LINCLEちいき版 導入事例

青森県 なの花薬局けやき通り店 
管理薬剤師 柴田祐希さん

なの花薬局けやき通り店

青森県八戸市の「なの花薬局けやき通り店」は、特定の門前医療機関を持たず広域からの処方箋を受け入れる「面対応」を特色とする薬局です。ドライブスルー設備を備え地域の多様なニーズに応える同薬局では、医薬品の在庫管理や急な処方への対応において「LINCLEちいき版」を活用しています。導入時の印象から具体的な活用事例、現場にもたらされた効果について、管理薬剤師の柴田祐希さんにお話を伺いました。

【特徴】広域からの「面処方」に対応しています

広域からの「面処方」に対応しています

─こちらの薬局の特徴をお聞かせください。

柴田さん: 当薬局の特徴は、ドライブスルー設備を備えている点です。元々この地域には系列店である「なの花薬局白山台店」があり、そちらの患者さまの増加に伴い1店舗のみでの対応が難しくなってきたため、患者さまの分散とさらなる利便性向上を目指し、車に乗ったまま医薬品を受け取れる当薬局がオープンしました。
耳鼻科の処方箋が増える季節にはお子さんの処方箋が多くなりますが、小さなお子さんを持つ親御さんには、店内に入らずに医薬品を受け取れることに高い利便性を感じていただいています。最初はお子さんだけの処方箋応需であったものが、最終的にはご家族みなさんの処方箋をお預かりするようになるケースも多く見られます。
お車で来局される方が多く、遠方からお越しになる患者さまもいらっしゃるため、当薬局は特定の門前病院を持ちません。多くの医療機関から幅広く処方箋を受け入れる「面処方」への対応が中心です。最近の実績では、月間約1,700枚の処方箋に対し、応需している医療機関の数は100近くに及びます。

【導入】当初の不安は杞憂でした

─「LINCLEちいき版」の第一印象はいかがでしたか。

柴田さん: 当初は不安もありました。導入が決まった時期は、医薬品の出荷調整が多発していたタイミングだったためです。当薬局の在庫が地域の薬局に公開されることで、分譲の依頼が多く寄せられるのではないかという懸念がありました。例えば、近隣の医療機関が集中的に使用する医薬品があり、欠品を防ぐために苦労して在庫を確保したとしても、「在庫に余裕がある」と認識されて分譲を求められてしまうのではと考え、在庫量を見られることに少し抵抗がありました。
しかし、実際には他店から確認できるのは具体的な「在庫量」ではなく、直近の「調剤実績」です。この仕様であれば、他薬局に正確な数量は伝わりません。実際、運用開始後も分譲依頼による業務負担が増えることはありませんでした。 それどころか、現在はメリットの方が上回っています。当薬局のオープン当初は白山台店と医薬品の種類を揃えてスタートしましたが、ドライブスルー設置の効果もあり面受けの処方箋が想定以上に多く、毎日何度も分譲対応に奔走していました。それが「LINCLEちいき版」の導入後は、グループ内に在庫がない場合でも、一度の電話で手配が完了するケースが多くなりました。薬局間で必要な時に在庫の融通を行える環境が整ったことは非常に助かっています。

【活用】週末には特に助けられています

週末には特に助けられています

─「LINCLEちいき版」はどのようなシチュエーションで利用されますか?

柴田さん: 基本的には当薬局に在庫がない場合の緊急対応です。来局された当日から服用が必要な医薬品であれば、すぐに「LINCLEちいき版」で検索し、他店に在庫があれば分譲を依頼します。特に金曜の午後から土曜日にかけては、医薬品卸からの配送が期待できないタイミングです。週明けまで配送を待てないようなケースでも、分譲対応が柔軟に行えるため、「LINCLEちいき版」が非常に役立ちます。

─「LINCLEちいき版」で検索するのは、医薬品を「もらう側」と「渡す側」のどちらが多いですか。

柴田さん: 最近では、当薬局から医薬品をお渡しするケースが増えています。半年前まではもらう側になることが多かったのですが、最近はその関係が逆転してきました。オープンから1年が経過し、当薬局に必要な医薬品が一通り揃ってきたためだと考えています。

【活用】不動在庫の削減にも効果的です

─「LINCLEちいき版」の効果を具体的に実感されたエピソードはありますか。

柴田さん:不動在庫の削減、廃棄リスクの回避において効果を実感しています。例えば、近隣の耳鼻科クリニックで処方される顆粒のうがい用医薬品があります。当薬局では稀に処方箋を応需する程度のため、数回分程度と少なく在庫しています。以前、誤って500包入りの規格を発注してしまい、過剰在庫となってしまいました。まずは系列店に引き取りを打診したのですが、該当の医薬品を利用している店舗がなく、引取先が見つかりませんでした。
そこで「LINCLEちいき版」の出番です。その医薬品の回転が早い薬局を検索してお電話したところ、快く引き取りに応じていただくことができました。本来であればそのまま不動在庫となり、最終的には期限切れで廃棄になっていたはずでした。「LINCLEちいき版」のネットワークがあったからこそ、デッドストック化を防ぎ、必要とされる場所へ流通させることができた事例です。

【効果】分譲できない麻薬にも効果はあります

【効果】分譲できない麻薬にも効果はあります

柴田さん: もう一つ、「LINCLEちいき版」の重要性を実感したのが、医療用麻薬を服用されている患者さまへの対応です。継続して当薬局を利用されている患者さまだったのですが、疼痛コントロールの状況変化に伴い、処方される麻薬が増量されることになりました。すぐに医薬品卸へ発注を手配したものの、最短でも翌週の入荷、メーカー取り寄せも含めると1週間近く要することが判明し、即日の対応が極めて困難な局面でした。
しかし、患者さまにとっては当日から服用しなければならない緊急性の高い医薬品です。そこで「LINCLEちいき版」を活用し、該当の麻薬を保有している近隣の薬局を検索してお電話しました。その結果「全量の用意は本日中には難しいが、数日分であれば今すぐお渡しできる」とご承諾をいただくことができ、患者さまをそちらの薬局へご案内することができました。
八戸市内においては、麻薬小売業者間譲渡許可制度に基づき、麻薬の融通が可能となっていますが、このケースでは譲渡可能な薬局に在庫がない状態でした。そうした状況下でも、「LINCLEちいき版」を通じて他薬局へと迅速につなぐことができたのは大きな成果だと感じています。

─麻薬の融通ができなくても、「LINCLEちいき版」で所在が明確になれば、患者さまを誘導できるわけですね。

柴田さん: その通りです。緊急性の高い処方内容であるほど、当薬局で対応しきれないという事態は心苦しいものです。せっかく当薬局を頼ってご来局いただいたのに、申し訳ない気持ちになります。しかし、在庫のある場所を特定し、患者さまを誘導するところまでできれば、薬局として責任ある対応ができたと言えるのではないでしょうか。

─患者さまとしても、あてもなく他の薬局を探し回るより、確実に対処してもらえる場所を案内される方が格段に安心感がありますね。

【効果】医薬品を探す手間が省けました

なの花薬局けやき通り店

─これから導入を検討されている地域の薬剤師会や薬局の方にお伝えしたいポイントはありますか。

柴田さん: 最大のメリットは、分譲業務における「医薬品を探す手間と時間」が削減される点です。「LINCLEちいき版」を導入する以前は、在庫の目星がつかない医薬品を確保するために、近隣の薬局へ片っ端から電話をかけるしかありませんでした。状況によっては10店舗以上に連絡を入れるケースもあり、大きな業務負担となっていました。そうした非効率な作業がなくなります。この業務効率化こそが、現場にとっての一番のメリットだと感じています。
また、広域から処方箋が持ち込まれる薬局ならではのメリットもあります。近隣の医療機関の処方であれば、ある程度予測がつきますが、他の地区の医療機関から不意に持ち込まれた処方箋の中には、当薬局では全く扱いのない珍しい医薬品が含まれていることもあります。確実に在庫がないと思われるような局面において、リアルタイムで地域の調剤実績を把握できる「LINCLEちいき版」は、非常に有用なツールとなっています。

─ありがとうございました。

Contact

資料ダウンロード・
お問い合わせ

LINCLEの概要や活用法などの資料をダウンロードいただけます。
製品に関するお問い合わせ、WEB面談についてもこちらのフォームで受付いたします。